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Column

コラム

パソコン病VDT症候群

パソコン病VDT症候群
主な症状
  • 眼の症状
  • 眼の痛み、ドライアイ、眼のかすみ、充血
  • 身体の症状
  • 肩こり、首の痛み、頭痛、背中の痛み、手のしびれ、胃の痛み
  • 心の症状
  • ストレス、睡眠不足、気分が落ち込む

原因はパソコンを使う姿勢やブルーライトなどが考えられます。

実際にコンピューターを使っているところを写真に撮らせて頂きました。

皆さんデザイン事務所にお勤めのデザイナーさんで1日8時間以上はPCの前でお仕事をされています。ご自分の席でいつも同じ椅子でお仕事されているところを、お願いして撮影させて頂きました。
良い姿勢の模範です。
■ディスプレーまでの距離40cm以上
■画面が水平より下にある。
■前腕に支えがあり自然にキーボードに届く。
■腰や背中に負担のかからない椅子の高さと座り方。
■足底全体が地面についている。

パソコン病VDT症候群

重力がPCに向かう悪い姿勢のトラブルを作りだす原因になります。頭の重さは体重の約8%です、例えば体重50kgの人だと4kgになります。腕の重さは体重の約6%で50kgのひとで3kgと考えられています。その重さを体幹はPC作業中に支え続けている事になります。かなりの負担が筋肉にかかり続けることは想像できます。
ブルーライトはPCの画面が出す光の波長です、ブルーライトは波長が短いため散乱しやすい性質を持っています。そのためパソコン画面を長時間使った場合などに、眩しさや視界のちらつきなどの原因となり、目の疲れに影響すると言われています。他の色の光に比べエネルギーが強いため網膜へのダメージ、瞳孔を縮めようと目の筋肉も酷使され、目の疲れや肩・首などの凝りなどに影響も懸念されています。ブルーライトは太陽の光の紫外線と波長が似ています、そのため夜に浴びると、脳が朝だと勘違いして、松果体が分泌されるメラトニンという睡眠ホルモンの分泌を抑制してしまいます。体内時計の乱れ、睡眠の質にかなりの影響を与えることになります。

写真を比較すると細かい違いは多くありますが、前傾姿勢と後傾姿勢に判れるようです。

  • パソコン病VDT症候群

    後傾姿勢です椅子に浅く座り首が前に出ています、腰と首に負担が多く掛かっています。

  • パソコン病VDT症候群

    の写真と同じく後傾姿勢になっています。顎に力が入り食いしばりをしているように感じますので頭痛に注意が必要です。

  • パソコン病VDT症候群

    前傾姿勢になっています、肘の位置が低く90度以下になり首が前に出ています、首と背中に負担が大きく目の疲れにも注意が必要です。

  • パソコン病VDT症候群

    上の写真と同じく前傾姿勢になっています、椅子が低いので腰への負担も大きくなっています、腰痛に注意が必要です。

  • パソコン病VDT症候群

    正面と右に置いた2台のPCを使用されています、右のPCを使うときに足を組む頭を右に傾ける癖が出るようです、首・肩コリ腰痛に注意が必要です。

対策法

数時間おきに背筋を伸ばすトレッチや腕を伸ばすストレッチし血行や筋肉の循環の改善をする。などと書かれた文章を目にしますが、しかし現実は集中すればするほど力が入りより姿勢が悪くなり、時間はあっという間に過ぎ身体には負担が多いが仕事は順調にはかどります、そんな日々が繰り返されているように感じます。
一度バランスを崩した筋骨格系や内臓などは自分の力では修復する事は難しいので。一度、筋骨格系や内臓の問題をカイロプラクティックで解決してから姿勢の改善やストレッチなどをお勧めします。